チェ・ジニョク「傲慢と偏見」入隊前最後の作品

あいだ みさ

2019年10月13日 17:25

本名はキム・テホ。デビューしてから活動中に名前を変えたが、2013年から名前を広く知られるようになったのだから、芸名の恩恵をたっぷり受けたわけだ[韓国ドラマ 不滅の恋人]。

名前には必ず“ヒョク(혁)”という字を入れたかった。“ヒョク”の前になんとなく“ジン(진)”という字をつけて、“ジニョク(진혁)”と呼んでみたら、しっくりきた。名付け屋では、名前に“コン”と“ビン”を入れることを勧められたが、あまり気に入らなかった。結局“ジニョク”に似合いそうな名字“チェ”にした。そのようにして誕生した名前が“チェ・ジニョク”だ。「九家の書 ~千年に一度の恋~」ではク・ウォリョン、「傲慢と偏見」ではク・ドンチという名でも呼ばれた、そのチェ・ジニョクだ。

3月に入隊する。入隊前最後の作品は、軽くて明るい作品が良いのではと考えた。しかし「傲慢と偏見」は、その希望とは正反対だった。重くて暗い作品だった。チェ・ジニョクは、「キム・ジンミン監督に誘われた」と語った。「台本は近年では稀なものだった」と続けた。

この時、チェ・ジニョクは「傲慢と偏見」を選択した。「傲慢と偏見」は放送前にはあまり視聴者から期待されていなかった作品だ。しかし中盤まで視聴率1位をキープし人気を集めた。チェ・ジニョクとペク・ジニがここまでやってくれるとは思わなかったというネットユーザーの反応も相次いだ[私のIDはカンナム美人 DVD]。

「傲慢と偏見」で彼が演じた役は検事ク・ドンチだ。高い身長に優れたルックスを持つ彼は、検事のユニフォームとも言えるスーツを着て毎回登場した。特別カッコよく見せようとする努力も要らなかった。彼が事件を調査する様子は自然にカッコよく映った。ハン・ヨルム役のペク・ジニとラブロマンスも見せ、アクションシーンも加わった。チェ・ジニョクにとって自身の魅力を見せられる福袋のような作品だった。